おがさわらの沼ログ

アイドルってかわいい。

続“韓国旅行で”スマホを落としただけなのに

 

 

 

 

続きです。ちなみに今回の一件で、スマホを落としただけなのにという映画を見に行きたくなりました。すごくリアルに感じられそう。

 

 

 

  3. 日本でスマホを発見?

 

 

日本に帰って来て、パソコンでsnsにアクセスし様々な人に連絡、携帯会社などに回線を停止してもらい、行きつけの携帯ショップに向かいます。

 

ここで判明したのですが、私のスマホは盗難紛失の保険に入っており、1万円そこらで新しいスマホを手配してくれ、メアドや電話番号は変わらないと。ラインもフェイスブックと同期済みなのでラインを新しくする必要もなく、無くなるのは1万円ちょいと、中のデータだけらしく。これだけでもかなり助かります。スマホ買って1年も経ってなかったのでこっちの方がどう考えてもいいだろう、と新しいスマホを郵送してもらうことになり、それまではパソコンと以前使っていたスマホWi-Fi環境のあるところで利用する、ということで落ち着きました。

 

 

海外での盗難紛失が確実にあるという確認が必要なため、パスポートの出入国のスタンプが必要でした。最近成田空港とか、自動ゲート増えてるじゃないですか?あれ、保険を利用するとき出入国のスタンプが必要なので、基本押してもらっておいたほうがいいです、、、スタンプなんか一瞬でもらえますし、、、。買い物のカード詐欺とか、後から請求来ないとわかんなかったりしますから。スタンプなくてもなんとかなるときもあるかもしれないけど1番確実なのはこれです。もらうに越したことないです。

 

 

 

そのとき聞いたのですが、後からなくなったスマホが出て来てそっちも利用しようとしてもできないらしいです。スマホ内蔵の何かが作用するのかな?SIMカード変えても無理らしいです。詳しいこと何一つ知らないので「ふーん」としか思えませんでしたがもっとしっかり聞いとけば得したかな?(最低)あと、新しいスマホを起動した場合、前のスマホのデータは消滅するとも。ふーん。そうだよね1万そこらで新しいスマホもらえるとしたら悪用する人いますよね。私も一瞬考えちゃったもんね。

 

 

 

 

 

家について、日本から紛失届けを出せる方法がないかと最後の悪あがきをしてみました。もしかしたら、新しいスマホが郵送されてくる前に見つかるかもしれない!と、希望を捨てなかったのです。「海外で物を落としたら見つからない」と思ってはいましたが、どうしても諦められませんでした。

 

 

そして、「韓国 紛失 届け」みたいな感じで検索をかけるとこんなサイトが見つかりました。

 

LOST112 

https://www.lost112.go.kr/manyLanguage.do?langType=jp&html=jp_main

 

これは日本語版のサイトになります。

 

 

 

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112って私がかけた電話番号!おおう!ここでなら申告できそうだぞ!!!と大興奮でした。届出の手続き方法なども載っています!なんだか登録が必要そうだったのでとりあえずモバイルウェブサイトを見てみることにしました。

 

 

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 開くと全て韓国語で書かれています。おおう。ですが、これ、よく見たら落し物が写真付きで掲載されてる!

しかも日付や拾った場所など詳細に書かれています。これ、もしかして、可能性、あるのではなかろうか?向こうが探してくれないならこっちが探せばいいんじゃないか?と検索をかけて見ました。

 

私の場合、ある程度ハングルの読み書き可能なので割とスイスイ調べられましたが、ハングルがわからなくてもグーグル翻訳などにぶっこめばなんとかなると思います。実際わからない単語は調べまくりました。

 

 

画面真ん中のオレンジのボタン(拾得物を更にみる)を押すとこのような画面が出ます。

 

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 下のずらーと並んでいつのは最近の拾得物を載せているのだと思います。検索にはいかにも、というこの真ん中の欄を使います。

 

上から「どんなものがなくなったか」「いつなくしたか」「なくしたものの名前(あれば詳しく)」「無くした人の名前(英語ハングル等で記名されているものであれば)」「どこで落としたか(地区)」を入力します。

 

1番上は分類を選べばいいので簡単です。

例えばですが、パスポートをソウル市内でなくした場合は

 

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一つ目の分類欄は「証明書」二つ目の分類欄は「パスポート」を選びます。

 

スマホの場合

 

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一つ目は「携帯電話」二つ目は「iPhone」など、他に「サムスンスマホ」や「その他通信機器」というような選択肢もありかなり幅広いです。詳しくわからない場合は、「選択」のまま検索すれば大丈夫です。全てを含めた検索結果が表示されます。

自由記述の欄があるのですが、下手に絞ってしまうと検索から漏れてしまう可能性もあるので、本当はできるだけゆるく条件を絞らないべきかと、、、。(以下に記載)

 

期間はわかっているならば1日間隔で区切ったほうが探しやすいです。ですが、夜になくした場合など曖昧になっていることもあるので、期間をもたせてもいいと思います。

地下鉄でなくしたとか移動途中でなくした場合も、拾得場所は「選択」の状態で検索していいと思います。ただ莫大な量になるので探すのがめっちゃ大変です。あるという保証もないので、、、。

 

 

そして検索すると、管理番号、拾得場所と時間、拾得した場所、分類、保管されている場所、連絡先、上記を含めた詳しい情報が記載されています。

 

 

 

ここで、ついに、、、、発見したのです、、、、

 

 

 

 

 

 

 

私のスマホをっっっっっっっ

 

見つけた時といったらもう。「えっ」以外でませんでした。だって、だって見つかるわけないよなあと思いながら見てるわけですからね。

 

 

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これは当時の私が発見した時のスクリーンショットです(家族のスマホを借りて撮りました)身バレ怖いので諸々隠します(無意味な気がする)

 

なくした日付、一致。時間はなくした時間と3時間くらいずれているけどまあわかる。保管されている駅もなくしたことに気づいた駅。写真はまだ掲載されてなかったけど、色も同じ。何より「日本語設定」の記載。最初これが目を引いたんです。

 

写真もないし情報も少ないけど、でも、これだけは言える。

 

韓国で、日本語設定の色も同じスマホ、時間も大体一致(もしかしたら時間適当かもしれないし、時間経ってから預けられたのかもしれない)、駅も一致、これ、私のじゃない???

 

 

ただこれが自分のであるかどうか、まだはっきりとはしていない。写真もないし、スマホの機種の記載がない(多分、7も8も見た目ほとんど違いないからかけなかったんだと思う。だから上に書いたようにあまり詳しく書くと向こうがわかってなくて詳細として 記載されてない場合がある)。確認しなきゃいけないけど、この連絡先に電話したとして、日本語が通じるのか、私の拙い韓国語で説明できるのか。

 

ていうか1番の問題は、詳細のところに書かれている文。簡単にまとめると「本人が、本人と証明できる書類を持って記載されてる所に行って受け取ってください」

 

 

無理ですね。 私日本にいるし取りに行けません。そうそう休みも航空券も取れたもんじゃないです、、、。郵送してほしいけど、1機関がわざわざそんなことしてくれるわけないよなぁ。日本じゃあるまいし。

 

 

そこで、迷惑を承知でソウルに住んでいる日本語韓国語ペラッペラ友人(韓国人)に連絡をしてみました。よかった。SNS繋がってて、、、。ラインだけだったら詰んでました。するとすぐに返事が来ました。

 

「今電話してみたんだけど、多分、おがさわらちゃんのであってるよ!本当は本人が取りに行かなくちゃダメなんだけど、外国人で、もう帰ったって話をしたら代わりに私が受け取りに行ってもいいって!明日取りに行ってEMSで送る!

信じられないくらい優しい言葉をもらいました。もう、スマホが見つかった嬉しさや人の優しさだのなんだので、涙ボロボロでましたね。言葉じゃ説明不可能。自分の語彙力の無さを恨みました。有り余るお礼の言葉を伝え、スマホロックの解除番号(これで本人確認の代わりになると思った)送ってもらう用の自分の住所、連絡先を教えました。

問題はEMSで送れるかどうかでしたが、ネットに書いてることがバラバラだったということなので、とりあえず郵便局に行って確認すると言ってくれました。

 

そして携帯会社にも連絡、新しいスマホが届いても利用していない状態で一定期間の間に送り返してくれれば返金する、もしかしたら届いても壊れているかもしれないから、スマホが完全に利用できることを確認してから送り返せばいい、との返答。とにかくスマホが届くまで待つしかありません。

 

 

 

 

  4. 日本への郵送ハードル高杉

 

 

次の日友人からきた連絡

 

「おがさわらちゃんのだったよ!でも、郵便局から送ろうとしたらできなかった、、、他の郵送方法を探すね!」

 

OMG!!!バッテリーがあるものは通常のEMSは飛行機では送れないらしいのです。ゲー。

調べてみると、EMSプレミアムならかなり高額にはなるが送れる、、、とありました。そしてそれは大きい郵便局ではないとダメなようです。さらに、スマホを送るには携帯の認識番号も必要だと、、、。iPhoneの場合、認識番号は設定から見ることができたそう。中古のスマホ販売扱いになってしまうようです。

 

こちらの方のブログでとても詳しく書いてくださってます!当時参考にさせていただきました、、、ありがとうございました(泣)ネット社会万歳

 

romiromikorea.com

 

 

ということで、日を改めて大きな郵便局に行ってもらい日本に送ってもらいました。送料は38500ウォン、度肝抜いた。送料は友人の日本の口座に入金しました。あとは荷物の追跡をするだけです。待つしかない。

 

 

ではこの流れを曜日基準で説明していきます。

 

 

 

 

    5. 配送状況の見れる時代

 

 

「配送状況が、追跡番号から確認できるよ!」ということで番号を教えてもらい、サイトで確認し続けました。

 

最初は自分で「EMS 追跡」と調べてでてきたサイトで追跡してたんですけど、あとでメールフォルダを見たら、UPS(プレミアムは、途中から配送業者がUPSというところに変わるらしいです)からメールが届いてました。友人が、荷物郵送の際わたしのメアドを登録してくれたのだと思います。便利なシステム。そっちの方がリアルタイムでした。

 

 

국제특급-EMS행방조회영문

最初わたしが見ていたサイトはこちら。海外向けのようで全て英語で書かれています。

基本的にこっちを見てワクワクしていたので(?)こっち基準で書いてみますね!

 

date      /     status          /         post office/airport

(火)14:20  /  posting/collection      /  〇〇

(火) 19:00  /handed over to transport companies / 〇〇

(火)19:51 / handed over to transport companies / 〇〇mail center

(火)20:58  /                                    /international post office

 

〇〇は同じところです。とりあえずその日のうちには、海外に運ぶものの仕分けがなされてたみたいです。

 

 

(水)08:14 /handed over to transport company/ international post office

 

トランスポートカンパニーがめっちゃ続きます。手続き多いんでしょうね。

 

(水)16:00/arrival at office of exchange/Incheon

(水)17:18/departure from inward  office of exchange/Incheon

(水) 21:00/ready for customs clearance/Incheon HUB

(水)23:39/departure from inward  office of exchange/Incheon

 

郵送された次の日の夕方には空港に到着しています。やったね!

departure from inward office of exchange、これ国際郵便交換局っていう早口言葉みたいな場所らしいです。一回通関検査挟んでるって感じなのかな?

 

深夜に、日付変わりましてわけわかんないところ行きます。

 

(木)00:35 /arrival at office of exchange/Shenzhen

 

ん待ってどこおおおおお!!!文字の並び的に、発音的に、絶対日本じゃないよね?むしろ、韓国でもないよね???

検索をかけたところ、中国の深川🇨🇳というところでした。

ふぇぇぇぇ!飛ばされたーーーー!なんでーーーーーー!日本来ないのーーーーー!と大混乱しましたが、冷静になってもう一度検索、考えて見る。

1度ハブ空港である中国の空港に集められたのでは?ということは、ここから日本に来るのでは?とポジティブな思考になれたので寝る。はあ、これ、いつ日本に来てくれるのかなあ、、、、zzzzz

 

 

 (木)8:44 / arrival at office of exchange / Narita

 

 

日本きたああああああ!

ここからはUPSの方が詳しいので、そちらを参考にします。日本語になりました。

 

(木)9:20 / 出発 / Narita

(木)11:01 / 空港上屋スキャン(輸入)/ Tokyo

(木)12:32 / 出発 / Tokyo

(木)12:55 / 到着 / Chiyoda-ku

(木)12:57 / 出発 / Chiyoda-ku 

 

そして、、、我が家(首都圏)に夕方に到着しました!!!TT

スマホ紛失してから5日目、郵送してもらってからなんと3日で届きました。早い。まさかこんなに早いとは、、、。

 

写真は、あまりにも周囲に個人情報が張り巡らされている状態なので載せられませんが、かなりいろんな書類が貼り付けられていて、何かものすごいものが入っているオーラがすごかったです。

 

あと、着払いで4000円近く払うことになったのですが、「え?配送料はもう支払ってますよ」と言ったところ、「中を確認してください」と言われて理解できました。

色々貼り付けられた書類の中に、「輸入(納税)申告控(内国消費税等課税標準数量等申告控兼用)」(なっが)というものがあり、そこの表記によると、

スマホの値段が約50,000円、そこから輸入税など税金として、着払いでの支払いが発生したらしいのです。うわーんただスマホ忘れただけなのにさーーーーーーー!!!

 

 

 

ちなみに、優しい友人は、しっかりプチプチで包装してくれており、傷一つなく、電源を入れたらあの愛おしい私のスマホのままでした。

 

 

 

 

以上が私が韓国でスマホをなくし、海を挟んで手元に取り返した(?)一部始終です。

 

自分でも思うし、韓国日本両国の友人にも言われましたが、今回の私は運がよかったとしか説明がつきません。優しい人に恵まれました。普通落としたものはなかなかかえってきません。そして時間を犠牲にして色々してくれた友人にはお礼を言っても言い切れません。本当に今回の件で、人間って捨てたもんじゃない(何様)と感じました、、。

 

でも、1番は、無くさないこと。これにつきます当たり前だけど。

 

今回の件で、トータル2万ぐらい飛びました。時間がなくなったことによるタクシー移動や郵送費など。ひい。無くさないのが1番です。本当に、スマホとパスポートと財布は体に縫い付けてでも無くさないべきです。痛いほど学びました。

 

 

 

 

脚本、監督、主演等々全て私による、スマホを落としただけなのに、でした。

 

 

終わり。